老い

2003年9月15日
母やすこ、年々、日に日に 老いている。

出来なくなったことが、どんどん増えている。

夜8時過ぎると、もう 床に入っている。

向こうッ側の物干し竿には もう手が届かなくなっている。

歩く速度が、激ノロ。。
300M先のスーパーにたどりつくのに10分以上もかかる。
自転車にも乗れなくなった。

スーパーでは、買い物カートによっかかって歩く姿が、見るに哀れで、見てられない、できれば見たくない。

外出しても 疲れる といって
外出をあまりしたがらない。

あるとき、ダンボール紙を「ボード」代わりにそれに洗濯ばさみで広告のウラ紙をはさんでメモをとっていたので、(健康番組の情報とかをね、)
100均ショップで、B5サイズのバインダークリップを買ってあげた。

いつまでたっても使ってくれない。

なんで ? と聞くと、
指の力が弱っているので、
クリップ部分が、かたくて 紙を挟んだりのけたりすることが できない つうのだ。

ショックだった

老いとは、そういうものだということもわかっている
わかっているけど、
ショックで返す言葉もなかった。

母のどんどん老いてゆく姿を、デンと受け止める心のゆとりが まだまだ私にはない。
やさしさのかけらもない。
白状な 娘だ。
今日もイライラして怒鳴ってしまった。

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