本日の夜7時からのあいテレビでの
「もうひとつの鑑真和上展」という番組も 当然興味が湧いて見てみた。

仏教美術のことは全くの無知状態なので、あの日も実はもっとちがうところに興味がわいていたのだった。

そう。これら、「国宝」とか「重要文化財」を
いったいどのようにしてはるばる奈良から愛媛に運んだのだろうかと。。

番組を見て その作業に気が遠くなる思いがした。
温度湿度に敏感なので 暖房等のない氷点下の中での作業、
梱包作業に 実に1週間もかけていること、
例えばこれを担当した運送業者のメンバーは、全国各地から呼び寄せたその筋のプロ集団。
キズひとつつけられないこの業務に任命されたことだけでも 運び冥利につきる とでもいうか、
いろんなところでいろんな人たちの苦労が垣間見れた。

当然、こういった国宝とか重要文化財等は、移動さすこと自体 ものすごくリスクを犯すことになるので、傷ませない為には 動かさないことが一番よいはずなのだ。
しかし、
「保存すること」だけが目的ではない、
こういった歴史的財産は、保存すると同時にうまく活用されることによって意義をなすものなのだ
という言葉に、いろんなコトの重大さに氣がついた。

なんだか、ものすごい衝撃を感じたのだ。わたし。

最初はわからなくても やっぱりまずは、そういう機会に触れてみるべきなのだ。
もういちど、鑑真和上展 見に行きたいかも。
今度 鑑真和上座像を見たら 私 その前で
涙してるかも。。

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